4. PEとのマッチングの良いフロロの「質」 -1
クレハ「リーダーの強さは、結節強度、結んだところが大切」
泉「いや、トータルバランスなんですが、結んだところが大切というか。ルアーフィッシングは投げて巻いて投げての繰り返しだからルアーとのノットだけでなく、PEラインとリーダーのノットも大切ですよね」
小沼「意外にナイロンリーダーを使っている人もいて『小沼さん、なんでナイロンリーダー使わないんですか』『なんでナイロンがいいの?』『(魚が)バレないから』っていう話のやり取りもしたんだけど…」
泉「結べないんですよ。結節強度が出ないんです」(注:フロロカーボンはナイロンに比べ結節がしづらいという意味)
クレハ「太い号数だと?」
泉「組めないんですよ。ナイロンは一撃で(結節が)キメられるんですよ!ビシッと」
小沼「それだけか!」
泉「そうです!」
クレハ「その話だと、組みやすいというラインのやわらかさ、しなやかさはショックリーダーの特性として必要だと…」
泉「だから僕はずっと言ってるでしょ。リアルFX(のやわらかさ)が好きだと(笑)。シーガーのハリスシリーズの中で一番やわらかいじゃないですか?」
小沼「うん、そうだね」
橋本「ナイロンは結節強度が強い。私はナイロンも開発しているからわかるんですが、結節は強いんです。
が、衝撃強度が弱い。ある程度の、高速領域での破断となると、ある点から急激に伸度がなくなり、いままで伸びてきたものが粘土がブチッと切れるみたいに切れちゃうんですよ。エネルギー的にはシーバス釣りでアタリを取ったぐらいの速度までいくと、ガクンと下がっちゃうんです」
小沼「マジっすか!」
泉「ナイロンのほうがショックを吸収するような感じですが…」
橋本「吸収はするのですが、スピードが速いと強度が急に悪くなるところがあって、切れちゃうんです。『延性-脆性(えんせい-ぜいせい)転移』(イメージ図1)ってのがあって…。アタリを取るのだったら衝撃強度の強いフロロカーボンがいい、ただナイロンって扱いやすいですよね、結びやすいし、結節もすぐに出来ますから」









